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「暖かいから感染しにくい?」医師は懐疑的 新型コロナ、沖縄で陰性97%の理由

2020年3月1日 05:00
9秒でまるわかり!
  • 県は連日PCR検査をしているが、検査した101人のうち97%は陰性だった
  • ちまたでは「暖かいからウイルスの活動が低下しているのでは」の声も
  • 医師は「まだ数が少な過ぎて、温度に強いとも弱いとも言えない」と話す

 沖縄県内での新型コロナウイルスの感染は20日を最後に、29日まで確認されていない。県は連日、ウイルス(PCR)検査をしているが、これまで検査した101人のうち約97%の98人は陰性で、陽性は3人のみ。なぜ陰性が圧倒的に多いのか。(社会部・下地由実子)

感染3例目の報告後、記者会見する県の関係者。以降、感染確認例はない=20日午後、県庁

◆まだ数が少な過ぎる

 「沖縄は暖かいからウイルスの活動が低下し、陽性が出にくいのではないか」。ちまたでよく聞かれる声だ。確かに都道府県別の患者数は寒い北海道、冷え込む東京都や神奈川県が多く、九州・沖縄は少ない傾向にある。

 この見方に対し、県の糸数公保健衛生統括監は「寒い所は気密性が高く感染しやすいという意見もあるが、実際は分からない」と慎重だ。

 例えば、東北地方では28日まで感染確認がなかった。29日に仙台市で感染が確認されたが、集団感染の起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の下船客だった。

 県立中部病院感染症内科の横山周平医師も「新型コロナに強い沖縄」説に懐疑的だ。「まだ数が少な過ぎて、新型コロナウイルスが温度に強いとも弱いとも言えない」と話す。

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