「ほら貝は、大きいやつの方が吹きやすいよ。小さいのは唇の端を使ってみて」。沖縄県宜野湾市真志喜に住んで4年になるコリン・ハイアットさん(27)は、地元の綱引きで使われるほら貝を器用に吹いてみせた。重さ数十キロの旗頭を掲げるのも得意で、毎年地域のお年寄りと一緒に綱引きの綱を編む。元海兵隊員。たまたま真志喜区公民館向かいのアパートに住み始めた縁で、自治会活動にどっぷり浸っている。(中部報道部・平島夏実)

自治会の青いTシャツがお気に入りのコリンさん(中央)と妻の美奈子さん(右)、伊差川正美自治会長

小学校の出前講座で綱作りを実演してみせるコリン・ハイアットさん(右から2人目)=1月30日、宜野湾市・はごろも小

自治会の青いTシャツがお気に入りのコリンさん(中央)と妻の美奈子さん(右)、伊差川正美自治会長 小学校の出前講座で綱作りを実演してみせるコリン・ハイアットさん(右から2人目)=1月30日、宜野湾市・はごろも小

◆自治会活動にどっぷり

 コリンさんのふるさとは米国オハイオ州。地元の「とうもろこしフェス」には、6人対6人の大人向け「綱引き」がある。約300年の歴史のある真志喜区の綱引きと違い、使うロープは細く、賞金を賭ける。ボーイスカウトも盛んだが、世代を問わない「自治会」のような組織はないという。

 コリンさんは19歳で海兵隊に入り、2013年に来沖した。米国では、誘拐された子どもの写真がショッピングセンターにずらりと張ってあるほど治安が悪い所もあり、安全で礼儀正しい沖縄がすっかり気に入った。