沖縄県沖縄市在住の西原利和さん(65)が、県内各地のイベント会場でコーヒー店「Drip World(ドリップワールド)」を出店し、人気を集めている。コロンビアやグアテマラなどで採れた高級豆を使用し、1杯ずつ丁寧に注がれたコーヒーは香り高い。西原さんは「“コーヒーの伝道師”として癒やしの時間をつくり、たくさんの人を幸せにしたい」と意気込む。(中部報道部・豊島鉄博)

客さんとの会話に笑顔を見せる西原利和さん(右)=2月15日、北谷町美浜

西原利和さん

客さんとの会話に笑顔を見せる西原利和さん(右)=2月15日、北谷町美浜 西原利和さん

 西原さんは2016年3月から半年間、那覇市内のカルチャースクールのコーヒー講座で学んだ。それまでは「ファストフード店のコーヒーを飲む程度」だったが、コーヒーの魅力にたちまち、はまった。受講中の同年6月、ドリップワールドを同市内で初めて出店。好評を得て、各地で店を出すようになった。

 豊見城市の沖縄アウトレットモールあしびなーや、うるま市エイサーまつり、海洋博公園でのイベントなど、4年間で出店した件数は100カ所以上、約300回に上る。

 こだわりは高級豆やフランスの硬水を使用すること。ホットで1杯600円からと決して安くはないが、1日平均100杯売れる。リピーターも増加中だ。

 2月15日には北谷町の美浜アメリカンビレッジで開かれた「モーニングマート」でコーヒーを販売した。ちょうネクタイを着け正装で接客するのも西原さんのこだわりだ。「屋外なので温度がすぐ変化し、味も一瞬で変わる。豆と会話するような気持ちで常に集中している」と語る。

 出勤前に購入した川上冬美さん(38)=読谷村=は「後味がすっきりしていて、酸味もある。普段コーヒーをいろいろな所で飲むが、香りが全然違う」と絶賛していた。

 西原さんにコーヒーを教え、那覇市天久で「カフェ・ド・カンタータ」を営む新垣孝子さんは「お客さまにおいしいコーヒーを届けたいというモチベーションがどんどん上がっている。コーヒーを通して多くの人に愛を振りまいて」とエールを送った。

 西原さんは「まだまだ完璧な味には至っていない。ずっと追求していくつもり」と話した。

 出店日程などの問い合わせは西原さん、電話080(8363)0077。または、ドリップワールドのフェイスブックかインスタグラムで。