花を手に、性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」が国連が定めた「国際女性デー」の8日、38都道府県の47都市であった。沖縄県内は那覇、名護、うるま、糸満の4市で開かれ、合わせて約250人が参加。被害者を十分に守れない司法制度や、問題の深刻さに無理解な社会に対する怒りの声が上がった。

花を手にスピーチを聞く参加者。メディアによる撮影は写ってもいい人だけ集まってもらい、フラッシュをたかない配慮がとられた=8日午後、那覇市・県民広場(金城健太撮影)

 那覇市の県民広場には8日夕、約170人が集った。参加した県出身の女性(27)は県外大学1年の時に受けた暴行について、家族にも友人にも相談できないまま苦しみ、休学状態になったという。「私が良い子なら暴行も差別も受けない」と自らを抑圧した過去を振り返り「諦める私でいたくない。多くの人と連帯できる場があることが私にとって大きな力」と話した。

 デモは性犯罪で無罪判決が相次いだことに抗議し、昨年4月11日に東京、大阪で始まり、沖縄は8回目。当初は全都道府県で実施予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、一部地域ではインターネット動画中継や会員制交流サイト(SNS)上に投稿する形に変更した。全国一斉のデモ開催は今回でいったん区切りを付けた。