昆虫研究家の名嘉猛留(たける)さん(41)=沖縄市=らが2年前に沖縄県内の洞窟で発見した「ガマアシナガアリ」が国内の希少野生動植物種に指定された。アリの指定は初。

アリとして初の国内希少動植物種に指定されたガマアシナガアリ(名嘉猛留さん提供)

 名嘉さんは「小さくて地味だが、沖縄の生物多様性を象徴する生き物。重要性が認められ、うれしい。アリの保護は初めてで世界自然遺産のPRにもなる」と喜んだ。

 ガマアシナガアリは洞窟の中のみで生息する世界で2例目の「洞窟性アリ」。2018年に名嘉さんら研究チームが新種のアリとして発表した。

 環境省は今年2月、種の保存法に基づく国内希少野生動植物種に、沖縄に生息・分布する17種を含む63種の動植物を追加指定した。

 沖縄奄美自然環境事務所の福井俊介自然保護官は「生息数が少ない中で指定要件を満たした。希少な生き物がいる沖縄の自然を大切にしていってほしい」と話した。