改札でかざしてピッ。東京で電車移動する時、交通系ICカード「Suica(スイカ)」は必需品。鉄道会社をまたいで乗り継いでも自動精算してくれる

▼行き先までの運賃を見て券売機に並ぶのに比べて簡便さは桁違い。電車に限らず、バスでもタクシーでも、これ1枚あれば事足りる。小銭をジャラジャラ持つこともない

▼スイカが10日から沖縄都市モノレール(ゆいレール)で利用できるようになった。特に観光客から歓迎の声が上がる。当然だろう。むしろ、なぜ今まで使えなかったのか

▼6年前から沖縄限定のICカード「OKICA(オキカ)」がある。路線バスでも使え、便利には違いないが、たまにしか利用しない県外の人にとって、わざわざ買うのは腰が引けるはず

▼過去の紙面を読むと、スイカなど全国共通ICカードは高い運営費が障壁となったとある。最近まで赤字続きだったモノ社には難しかったのかもしれない。ただ、オキカ開始のわずか3年後に「スイカ導入検討」の記事が出てくる。それなら初めから採用すればよかったのではと思いたくなる

▼海外ではさらに一歩先をいく事例もある。英ロンドンや台湾の地下鉄ではICカードさえ要らず、非接触型決済ができるクレジットカードをかざすだけでOK。観光立県だからこそ利用者目線で考えたい。(西江昭吾)