「3月14日のホワイトデーにいかが?」。沖縄県金武町の農家、松島良也(よしや)さん(49)が勧めるのは、今年初めて売り出した真っ白なトウモロコシだ。「汐風(しおかぜ)パール」と名付けたトウモロコシは、本島北部にある海沿いの畑で育ち、一粒一粒が真珠のように光る。糖度は18~22度と高く、マンゴーに引けを取らない。

白いトウモロコシを育てる松島良也さん。「かっこつけ屋」という=10日、本島北部

 松島さんは栽培を決めた昨年、白色にまつわるイベントばかり考えていた。「ホワイトクリスマスもいいけど、トウモロコシが甘いのは冬より春だ」と、ホワイトデーを思い付いた。

 「嫁にトウモロコシなんかあげられるか」と友人に笑われたが、松島さんは真剣そのもの。「真っ白なトウモロコシを見て、純白のドレスを着た君を思い出す。あの時の気持ちを僕は今も忘れないよ。そう言ってみてほしいんです」

 汐風パールは、まず生でかじるのがお勧め。薄い皮がはじけ、甘い汁が一気に広がる。

 収穫は4月中旬まで。問い合わせや注文は、フェイスブックの「松島農園」からメッセージで受け付ける。県外発送はウェブサイト「ポケットマルシェ」(https://poke-m.com/)から。

(中部報道部・平島夏実)