沖縄県警那覇署は13日、那覇市泊の崇元寺にある県指定有形文化財の石碑「下馬碑(げばひ)」の土台に缶スプレーで塗料を塗ったとして、那覇市安里の自称建設作業手伝いの男(53)を文化財保護法違反の疑いで逮捕した。調べに容疑を認めているという。

赤色のスプレーで塗られた崇元寺の石碑「下馬碑」=13日午後6時40分すぎ、那覇市泊

 逮捕容疑は13日午前10時15分ごろ、市が管理する下馬碑の土台に缶スプレーで塗料を吹き付けた疑い。

 市文化財課によると、同日午前10時20分ごろ、容疑者を目撃した男性から「石碑が汚されている」と連絡があり、市職員が現場を確認した。その後、同課が那覇署に通報し、国や県に報告した。碑の高さは約2メートル。

 署は目撃情報などを基に容疑者を特定し、緊急逮捕した。動機などを詳しく捜査している。

 近くに住む70代の女性は「何でこんなことをするのか理解できない」と首をかしげた。市担当者は「今後、塗料の除去方法などを文化庁と相談する」と話した。

 崇元寺では昨年12月、説明板に黒いスプレー塗料が塗られる被害があったほか、2017年4月にも石門の扉など計5カ所に油のような液体が掛けられる事件が起きた。