大弦小弦

[大弦小弦]コロナ禍 いかに日常取り戻すか

2020年3月15日 09:25

 近くの与那原小学校に日常の風景が戻ってきた。雨の中、傘を差した児童が続々と登校する。「おはよう」「元気だった」。児童の笑顔が輝く。与那原町は新型コロナウイルス感染拡大防止のための休校措置を前倒しして解き、13日に再開した

▼5年生の仲本沙笑(さえ)さん(11)は校門で普段通りのあいさつ運動をし「気持ちが良かった」。20日に卒業式を迎える6年生の波平幸樹(こうき)さん(12)は「小学生最後の一週間。いっぱい思い出をつくりたい」

▼再開に際し、消毒や換気の励行など学校側は対策を講じた。県内では2月20日以降、新たな感染は確認されていない。16日からは多くの市町村で学校が再開する

▼県も自粛していた主催イベントを条件付きで16日から開催する。経済活動の低下を考慮したものだが、新型コロナウイルスの伝播(でんぱ)とせめぎ合う中での判断に関係者には不安と期待が入り交じる

▼世界保健機関(WHO)は「パンデミック(世界的大流行)」と表明。現在は感染の中心地は欧州とされるが、国内でも感染者増が続いており、懸念は消えない。一方で中国では拡大が減少傾向といい、転換期に入りつつあるようにも見える

▼世界的な終息の道筋はまだ見えない。流行の長期化も視野に入れ、正しく恐れ、細心の注意を払っていかに日常生活を取り戻すか、思慮を深める時期であろう。(内間健)

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