国内では沖縄本島の中城湾と大浦湾だけに生息し、絶滅の恐れがあるハゼ科の魚、トカゲハゼが繁殖期を迎えている。南城市の佐敷干潟では14日、雄が直立やひねりを加えたジャンプでアピールする求愛行動が観察できた。

繁殖期を迎えたトカゲハゼ。雌にアピールしようと雄同士が激しく争う=14日午後、南城市・佐敷干潟(田嶋正雄撮影)

夢中で争う2匹の雄にあきれたのか雌(左)が去っていき、振られた雄がぼうぜん=14日午後、南城市・佐敷干潟(田嶋正雄撮影)

繁殖期を迎えたトカゲハゼ。雌にアピールしようと雄同士が激しく争う=14日午後、南城市・佐敷干潟(田嶋正雄撮影) 夢中で争う2匹の雄にあきれたのか雌(左)が去っていき、振られた雄がぼうぜん=14日午後、南城市・佐敷干潟(田嶋正雄撮影)

 2匹の雄が激しく争う場面も。「絶対に負けられない戦い」に夢中の雄たちを横目に、雌がぷいっと去っていき、振られた雄が口をあんぐりと開けたまま取り残されるユーモラスな姿も見られた。

 トカゲハゼは体長10~15センチ。沖縄の個体群は世界的に分布の北限とされる。環境省と県のレッドデータブックで絶滅の危険度が最も高い絶滅危惧IA類に指定されている。