2月22日の「猫の日」にちなみ、猫と一緒に暮らせる賃貸物件を紹介する。
家具やアートまでプロがコーディネートしたNEWスタイルのペット可物件や、掃除がしやすい物件、IoTで外出時も様子を見ることができる物件など三つを取り上げる。

家具やアートも新ペット可物件
猫と暮らせる賃貸物件① 「とまとビル内2物件)」(浦添市)

プロがコーディネート
猫好きのオーナーと、インテリアコーディネーターがタッグを組んだ「ペットとおしゃれに暮らせる」賃貸物件が2月17日、浦添市に完成した。
プロがそろえた家具やアートが付いた新スタイルの賃貸物件だ。2室あり、どちらも1ルーム。
オーナーは、「ニャンニャンニャンニャン♪」のCMでおなじみ、とまとハウジングの川端ゆかり社長。猫の飼い主としても、不動産にかかわる者としてもペット可物件が少ないと感じていた。
ちょうど同社が所有する築30年余のビル内に二つの空き物件があり、(株)Maki Designのインテリアコーディネーター・上原牧子さんに相談。「ペット可物件」の1歩先を行く新たな賃貸物件にリニューアルする提案をされた。
上原さんは「ステージング」(買い手や借り手を募集している物件にプロが選んだ家具を入れて、そこでの上質な暮らしをイメージさせる手法)を得意としているほか、暮らしにアートを取り入れる提案も積極的に行っている。
同物件にはその両方を取り入れた。

SOHO使用も可能
まずは、もともと飲食店だった同物件を用途変更し、全面リノベーションをした。上原さんは「ペットとの暮らしや、さまざまなライフスタイルに適応させることを考え全て土間床にしました。壁は傷が付きにくいクロスを張り、コンセントは床から90センチと高めの位置に設置。リビングの壁には、キャットウオークにもなる棚を造り付けました」と説明。
内装コンセプトは、クールで男前な「ブルックリンスタイル」。ビンテージ風の家具や黒の照明、手塗り感のある床、古材風の壁紙が調和したかっこいい空間となっている。
そこにポップなアートが映え、スタイリッシュな空間に仕上がっている。「自宅を事務所とするSOHO的な使い方もできます」と上原さん。
住まいを超え、暮らし方まで提案。まさに1歩先行く物件だ。(東江菜穂)


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