豊見城署(砂川喜久治署長)は13日、高額の電子マネーを買い求める客に声を掛けて架空料金請求詐欺を未然に防いだとして、ファミリーマート豊崎入口店の店長、宮里一吉さん(33)=豊見城市=とアルバイト店員の田中亮さん(25)=南風原町=の2人に感謝状を贈った。宮里さんは「前にも別のスタッフが似た詐欺を防いだ。今回も防ぐことができよかった」と話した。

砂川喜久治署長(左端)から感謝状を受け取った宮里一吉さん(中央)と田中亮さん=13日、豊見城署

 2人が詐欺を防いだのは3日午後8時ごろ。20代の男性客が店内のATMで現金を下ろした後、電話でやりとりしながら1枚5万円の電子マネーを6枚購入しようとしていた。

 レジ担当だった田中さんが異変に気付き「購入して本当に大丈夫ですか」と質問。男性には「ご利用料金が確認されていない」などと記されたメールが送られており、28万9千円を支払うよう指示されていた。

 隣のレジで作業をしていた店長の宮里さんが男性に電話を切るよう促し、警察に通報。1時間後に豊見城署に相談し被害を防いだ。

 砂川署長は「特殊詐欺は地域で防ぐことが重要。同業者や金融機関に対しても防犯意識を高めるきっかけになった」と評価した。

 2人は「今後も同様の詐欺を防ぎたい」と話した。