沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場で土日を含め毎日午前8時に日米両国の国歌と、午後6時ごろにラッパのファンファーレが大音量で流れている問題で、放送が始まった1月28日から今月16日までの間、宜野湾市に寄せられた市民からの苦情が70件に上ることが17日、分かった。音量は70~80デシベルの日が多く、90デシベルを超える日もあるという。宜野湾市議会(上地安之議長)3月定例会で同日、鈴木宏治基地政策部長が宮城政司議員と上里広幸議員に答えた。

米軍普天間飛行場(資料写真)

 米軍は市に対し、国歌の放送は国旗掲揚に合わせて今までもやっていたと説明。新たなスピーカーシステムに換えたため、緊急事態に備える必要性も考慮しながら適度な音量を模索しているとの立場だという。

 松川正則市長は2月13日、普天間飛行場の司令官に音量調整を要望。同月26日には沖縄防衛局の田中利則局長、同月28日には在沖海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐、3月5日には河野太郎防衛相、同月11日には普天間飛行場の司令官に再度申し入れた。

 国歌は13日にいったん止まったが、14日から再び放送されている。市は今後も、音量に元に戻すよう求める考え。市への苦情は「基地被害110番」、電話098(893)4400(24時間受け付け)。