開邦高校の今春の卒業生3人が、東京大学に合格した。同校から東大に複数の生徒が合格したのは28年ぶりで、過去最多という。京都大学や東京芸術大学などほかの難関大合格者も例年より多かった。生徒たちは「みんなと切磋琢磨(せっさたくま)できたから合格できた」「ライバルがいたからモチベーションを上げられた」と振り返った。

難関大学に合格し、笑顔の(左から)中川美帆さん、田中優貴さん、種村琉平さん=16日、南風原町新川・開邦高校

◆京大と東京芸大も

 東大に合格したのは、田中優貴さん(18)=理科1類、銘苅優太さん=理科3類、仲間令さん=文科3類=の3人。種村琉平さん(18)は京大理学部に、中川美帆さん(19)は東京芸大美術学部に合格した。

 田中さんは中学生の頃から、東大入学を目指して勉強に励んできた。「日本一の大学で、周りの人と切磋琢磨しながら勉強したい」と、中3の時から休日は12時間以上学習。受験前は15時間以上机に向かったといい、「寝ている時とトイレやお風呂、食事以外は勉強していた」と思い起こす。

 合格を強く信じ、試験後は入学申込書を書いて吉報を待った。合格発表時は「安心とうれしさがこみ上げた」とほほ笑む。開邦高校に進んだから「受かることができた。勝てない存在もいて、モチベーションを維持できた。感謝している」と話した。

 種村さんは、自由な学風とハイレベルな学習環境に魅力を感じたという京大に照準を定めた。高2から本腰を入れて勉強したものの、今年の同大試験は難易度が高く、「落ちたと思っていた」という。