沖縄タイムス+プラス ニュース

海外からの「持ち込み感染」沖縄で相次ぐ 男性勤務のホテル、県が評価した“勇気ある”対応

2020年3月24日 07:58
9秒でまるわかり!
  • 沖縄でしばらく確認されていなかった新型コロナウィルスの感染者
  • ここにきて海外からの帰国者で陽性と判定された人が相次いでいる
  • 「持ち込み感染」を警戒する県は不要不急の渡航自粛を呼び掛ける

 新型コロナウイルスの海外からの「持ち込み感染」が23日、沖縄県内でまた確認された。スペインから帰国して21日に感染確認された10代女性に続き、今回は欧州ベルギーから帰国した20代男性。「外からの感染」頻発を重く見る県は、不要不急の海外渡航を控えるよう求め、主催するイベント開催自粛の再検討に入った。

対策会議後の記者会見で質問に答える県の糸数公保健衛生統括監(左)、砂川靖保健医療部長(中央)ら=23日午後、県庁

新型コロナウイルスの感染者が勤務していたホテルロイヤルオリオン=23日夜、那覇市安里

対策会議後の記者会見で質問に答える県の糸数公保健衛生統括監(左)、砂川靖保健医療部長(中央)ら=23日午後、県庁 新型コロナウイルスの感染者が勤務していたホテルロイヤルオリオン=23日夜、那覇市安里

 20代男性がベルギーに渡ったのは5日から14日まで。この間、外務省は同国の感染症危険情報を12日にレベル1の「十分注意」、16日にはレベル2の「不要不急の渡航自粛」に引き上げた。

 「3月に入り国外の感染が爆発的に増えている。人の交流は完全にストップできず、留意する必要がある」。県が警戒していた「県外からのウイルス持ち込み」が連続し、砂川靖保健医療部長は厳しい表情を浮かべた。

 一方、県が評価したのは、男性の勤務先である「ホテルロイヤルオリオン」の積極的な対応だ。

 帰国後の男性は16、17日の2日間、フロント業務についた。ホテルは、男性の体調不良を把握した18日、検査結果が出る前に全館を消毒。ホテル名の公表にも同意した。男性が対応した客13人も特定し、全員に連絡するという。

 砂川部長は「勇気を持って感染防止に協力している。同様の事態が起きた時の事業者の協力の形につながる」と感謝した。

 2月21日から3月20日まで「抑えられていた1カ月」(砂川部長)から、一転した事態に県は緊張を高める。16日から条件付きで主催イベントを開催するとしていた方針については、男性の詳しい足取りなどを情報収集してから見直しの検討に入る見通しだ。

 
前の記事へ 次の記事へ
沖縄関連、今話題です(外部サイト)
JavaScriptをOnにしてください
きょうのお天気