1945年3月末。当時13歳だった宮城長清さん(88)は、大宜味村大宜味の集落を眼下に望む小高い山から、海を見張っていた。 有事に防空や救護に携わる警防団の一員。その日、いつもなら伊是名島まで見える海岸一帯に、黒い大量の軍艦が集結しているのが見えた。「敵襲だ」。米軍だと直感し、仲間に知らせた。