那覇港新港ふ頭地区の岸壁に設置されていたコンテナ積み下ろし用のガントリークレーン1号機が25日、老朽化のため撤去された。ガントリークレーンの撤去作業は県内で初めて。現地解体せず、そのまま日本に1台しかない特殊台船「天佑(てんゆう)」に積み込まれた。26日に広島県へ出港予定。5月下旬までに同県内で細かく切断し、解体が完了する。

台船「天佑」に積み込まれるガントリークレーン1号機(左)=25日、那覇港新港ふ頭地区

 クレーンは、高さ58・7メートル、幅28メートル、重量741トン。1999年4月から2016年3月まで使用された。

 撤去作業では、まずクレーンが設置された岸壁に台船を後ろ向きに係留。台船に積み込むため、台船後方にある二本のフォームでクレーンを持ち上げ、ワイヤで台船上へ引っ張った。短時間で積み込みができるため、この台船が選ばれた。

 作業は、那覇港管理組合と2億5575万円で契約した三井E&Sマシナリー(東京都)が請け負った。外階段などの不要物をクレーンから撤去し処理する作業には、県内の複数業者が関わった。