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悩める就活生「マイナスのこと考えてしまう」 消えた企業説明会、新型コロナが影

2020年3月29日 05:00

 「就活イベントが全て中止になって困った」-。新型コロナウイルス感染拡大の影響は、来春卒業予定の大学生らの就職活動にも影響を与えている。3月に入り大手企業による会社説明会などが解禁されたが、新型コロナウイルス感染拡大の時期と重なり、県内でも大型の合同企業説明会が相次いで中止になった。学生からは「業界比較ができない」「採用が減るのでは」などの不安の声が漏れる。(社会部・比嘉太一、西里大輝)

企業との接点が減り、主にインターネットで企業の情報収集をしているという沖縄国際大学の山城英智さん(右奧)と同大学の當山幸生さん=18日、沖縄国際大学

 「就活イベントは人事担当者と学生が直接会って話が聞けるチャンス」。沖縄国際大3年の當山幸生さん(21)は、企業の担当者との対面での交流の利点を挙げながら、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で企業説明会が中止される現状に肩を落とす。

 企業側との接点は減り、ホームページなどでの情報収集が主流になっているといい「沖縄は感染者も少ない。説明会を積極的にやってもいいのではないか」と求めた。

 同大3年の女性(21)=浦添市=も「3月上旬の就活イベントが全てなくなった。企業説明会での業界の比較ができなくなった」とため息交じりに話す。

 3月に入り就職活動を始めた琉球大3年の新城可那沙さん(21)は、見学先の企業から、新型コロナウイルスの影響で「売り上げは伸びないかも」との内情を聞いた。「県内経済も厳しい状況。採用数を減らすのではないかとマイナスのことを考えてしまう」と就職活動への影響を危ぶむ。

 沖縄国際大3年の嘉手納町の女子大学生(21)は、会員制交流サイト(SNS)で内定取り消しのニュースを目にした。「学生にとって『売り手市場』だと思っていた就活。内定がもらえるか不安」と口にした。

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