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下地島空港の開業1年、滑り出し順調 旅客数11万人超も新型コロナで逆風 今後の策は?

2020年3月30日 05:00

 宮古島第二の空の玄関口となる「みやこ下地島空港ターミナル」が30日で、開業1年を迎える。成田線や関西線など大都市圏からの定期便に加え、宮古圏域初の国際線の誘致に成功し、初年度の年間旅客数の目標11万人を超えるなど順調な滑り出しを見せる。一方、日韓関係の悪化や香港情勢、新型コロナウイルスなどの逆風も吹く中、今後の事業展開に注目が集まりそうだ。(宮古支局・知念豊)

「みやこ下地島空港ターミナル」から成田国際空港への初便に乗り込む乗客=2019年3月30日

 同空港では2019年3月30日の開業と同時に、格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパン(成田市、片岡優社長)が成田線を就航した。同空港に定期便が運航するのは南西航空(現・日本トランスオーシャン航空)の那覇-下地島路線以来、約25年ぶりで、7月には同社の関西線のほか、香港エクスプレスも相次いで就航した。

 定期便のほかにも韓国の大韓航空を皮切りに、フジドリームエアラインズやソラシドエア、台湾のマンダリン航空などのチャーター便で多くの客が利用した。

 同ターミナルを運営する下地島エアポートマネジメント(SAMCO)の伴野賢太郎社長は、初年度の年間旅客数の目標11万人を突破したと説明し、「結果だけ見ると及第点」と話す。

 しかし、冬場の誘客に課題があり、関西線は昨年12月から3月26日までの運休に踏み切った。さらに新型コロナウイルスの感染拡大で、2月からは香港線も止まるなど逆風も吹く。

 宮古島内では宿泊室数の不足や2次交通の整備など、観光客の受け皿づくりの課題も挙がる。伴野社長は「観光客を増やすための新規路線の誘致は、受け皿整備のスピードとシンクロさせる必要がある。これからも地元と連携していきたい」と意欲を示した。

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