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[米軍コロナ非公開・有識者の見方] 情報なければ感染リスク高まる 水面下でも構わないので密な共有を

2020年4月2日 11:39

◆高山義浩氏 中部病院感染症内科医師

高山義浩医師

 米軍基地内で完結する問題であれば、中でしっかり対応すればいい。だが、感染症対策ではそうはいかない。感染者がどの基地で確認されたのか、その人がどう行動していたのかという情報は、沖縄の住民を守ることになり、地域での流行を未然に防ぐことにもつながるものだ。

 本来は、日本側と米軍の衛生当局の間で、サーベイランス(調査監視)情報を同時に共有することが望ましい。一般に公開する必要はない。水面下でも構わないので、せめて米軍側と沖縄県の間で密な情報共有を進め、発生した地域への警戒を保健所や医療機関ができるようにしてほしい。

 発症した米軍人や家族が日本人と接触していても、情報がなければ知らないうちに感染するリスクは高まる。感染源の不明な症例が重なると地域を不安にし、沖縄経済にも関わる問題ではないか。

 もし、情報共有ができないのであれば、せめて基地内で流行が広がったときには、地域封鎖と同様に基地を封鎖することだ。基地内の人は基地の外に出ないし、日本人の従業員も基地へ出勤しない。物理的に交流を絶つことが必要になるだろう。(談)

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