大弦小弦

[大弦小弦]シーミー 皆さんどうする?

2020年4月4日 08:45

 きょう4日は二十四節気の一つ、清明(シーミー)入り。県内では、家族や親戚で先祖の墓前に赴き、供養しながらごちそうを広げて互いの親睦を深める

▼春の風物詩にもなっているシーミーにも新型コロナウイルスの感染拡大が影を落としそうだ。県医師会は集団感染の予防を目的に規模縮小や県外から帰省する親族を参加させないなどの注意を呼び掛けている

▼「この1カ月は一番の稼ぎ時。既にキャンセルの電話があった」と落ち込むのは沖縄市にある総菜店の女性店員。それでも「仕方ない。予防しながら、ごちそうを楽しんでほしい」と話すのがやっと

▼近くの精肉店の男性店主はシーミーのその先まで心配する。「ゴールデンウイークや夏休みまで長引き、BBQを自粛されるとかなり厳しくなる」

▼旧暦文化が色濃く残る台湾では、清明節を前に政府や地方政府がインターネットを使った墓参りを呼び掛け、話題になっている。台北市の専用サイトでは墓苑や納骨堂など9種類のパターンが用意され、選択した場所の写真とともに供花や合掌の所作がイラストで示され、画面上で墓参りができるようになっている

▼このご時世、先祖も子孫の健康や社会の安寧を思ってくれるだろうと考えても罰当たりにはなるまい。さて、わが家はどうするか。この週末に家族で話し合いたい。(石川亮太)

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