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沖縄で「市中感染」か 新型コロナ“新たな局面”に 最多5人確認、2人は経路不明

2020年4月5日 08:40

 県は4日、新たに本島中南部在住の20~70代の男女5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県が発表する1日当たりの数では最多で、このうち2人の感染経路は現時点で不明。玉城デニー知事は、どう感染したかが追えない感染者が複数いる「市中感染」が県内で起きている可能性に初めて言及した。

県内での新型コロナウイルス感染患者について語る玉城デニー知事=4日午後、県庁

沖縄関係の患者と県の対応

入り口が閉じられ、立ち止まる来場者=4日午後5時19分、那覇市・第一牧志公設市場(国吉聡志撮影)

県内での新型コロナウイルス感染患者について語る玉城デニー知事=4日午後、県庁
沖縄関係の患者と県の対応 入り口が閉じられ、立ち止まる来場者=4日午後5時19分、那覇市・第一牧志公設市場(国吉聡志撮影)

◆公設市場を閉鎖

 経路不明の2人のうち、40代女性=宜野湾市=は那覇市第一牧志公設市場の店員で、那覇市は4日から約2週間、店舗消毒のため市場を閉鎖すると発表した。

 県関係の感染者は17人となった。感染者との接触や県外滞在歴がなく感染経路不明の「孤発例」の患者確認を受け、県は県主催イベントを再び自粛する。

 経路不明のもう1人、営業職の50代男性=那覇市=は重症で、集中治療室(ICU)で治療している。男性は糖尿病の持病があるという。

 公設市場勤務の40代女性は重症でない。接客もしていたが、発熱や筋肉痛などがあった翌日の3月27日からは体調不良で欠勤していた。3度目の病院受診で肺炎が確認され、陽性が確認されたという。感染症指定医療機関に入院する。

◆3人は「移入例」

 このほか4日に感染判明した3人は県外で感染したとみられる「移入例」だった。いずれも重症でない。

 職業確認中の70代男性=那覇市=は3月29日に頭痛や発熱があり、4月1日に東京から帰県。2日に医療機関を受診した。

 学生でアルバイトの20代女性=南部保健所管内=は3月24日から関西方面に滞在し、26日に帰県。30日に発熱し、4月2日に味覚や嗅覚に異常があり指定医療機関を受診した。

 職業確認中の30代女性=中部保健所管内=は、3月21~26日に関東方面に滞在。4月1日に発熱や関節痛、倦怠(けんたい)感があり、翌日に病院を受診した。

 3人は指定医療機関や協力医療機関に入院する。各保健所が感染した人の濃厚接触者などの調査を急ぐ。

 県は当初6人が感染したと発表したが、5人に修正した。90代女性=那覇市=は検査で陽性反応が出たが反応が薄く、「偽陽性」として再検査になったため。5日にも結果が判明する。

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