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コロナ退散願い 神獅子の舞 祭祀日以外、300年の歴史で初

2020年4月6日 08:50

 沖縄県の八重瀬町志多伯で5日、新型コロナウイルス退散を願う獅子舞があった。集落の神獅子「獅子加那志(ししがなし)」の約300年の歴史で、旧暦八月十五夜の祭祀(さいし)や豊年祭以外で舞うのは初めてという。

新型コロナウイルス退散を願い、特別に舞った八重瀬町志多伯の神獅子=5日、同所

 感染拡大に伴って町内でもイベント中止や延期が相次ぎ、一時休業する店も出ている。厄払いを切望する声が上がり、志多伯区自治会の役員会は神獅子を使う特例を認めた。

 住民ら約30人の願掛けの後、神獅子を普段納めている建物から出した。ほら貝や三線、どらの音色が響く中で、志多伯獅子舞棒術保存会(神谷政光会長)の会員が厄を振り落とす勢いで躍動させた=写真。場を清める棒術「舞方(めーかた)」も演じた。

 前自治会長を務めた神谷清一さん(64)は「難しい判断だったが、神獅子によって強く悪疫退散を願った。新年度に入り、改めて手洗い、うがいなど家々の予防徹底を呼び掛けたい」とした。

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