研究者らによる「障害学会」(会長・立岩真也立命館大教授)は、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ「万が一にも障害者の生命を軽んじることがないように」と、行政や医療関係者に求める理事会声明を発表した。患者を受け入れる病床や人工呼吸器の不足など医療提供体制の逼迫が懸念される中、命が選別されかねないとして危機感を表した。

 声明は6日付。感染が爆発的に増加している欧米での動きを念頭に、「障害者の生命の価値を低く見てしまう差別的な考え方(優生思想)に基づき、障害者への治療が拒否されたり後回しにされたりする差別が世界で既に起きていると認識している」と強調した。(共同通信)