防衛省は9日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が2019年度に947回の緊急発進(スクランブル)をしたと発表した。過去3番目の多さで、うち約7割の675回は中国機が対象だった。

 防衛省によると、対中国機は18年度から37回増えた。対ロシア機は75回減り268回。領空侵犯は6月20日に2件、7月23日1件の計3件で、いずれもロシア機によるものだった。山崎幸二統合幕僚長は9日の記者会見で「高止まりの状況だ。これまで以上の警戒監視をしていく」と述べた。

 南西航空方面隊は、東シナ海を頻繁に飛行した中国機に対応し、最多の581回に上った。(共同通信)