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入学式延期で紅白まんじゅう900個が子どもたちに届かず・・・ 住民がLINEで拡散、当日完売 店主「本当にありがたい」【WEB限定】

2020年4月10日 16:21

  新型コロナウイルスの感染拡大の影響で入学式が延期となり、児童に配布できず大量に余った紅白のかるかんまんじゅうが地域の人たちの善意で完売した。式に向けて460セット、920個を用意していた地元の菓子店を助けようと、住民がLINEで購入を呼びかけるメッセージを拡散。かるかんまんじゅうはその日のうちに完売した。菓子店の店主は「売り切ることができたのはみなさんのおかげ。本当にありがたい」と感謝した。(デジタル部・比嘉桃乃)

沖縄では多くの入学式が延期に 余った紅白まんじゅうは920個


 沖縄県内では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で多くの学校の入学式が延期に。県内では最多となる12人の感染が明らかになったことで、那覇市は翌8日に控えていた入学式の延期を7日夕方に決めた。
 那覇市首里にある「首里知念製菓・和菓子四季彩」では卒業や入学シーズンになると毎年多くの紅白色のかるかんまんじゅうの注文を受けている。オーダーを受け、7日は準備を進めていたが、市の決定を知った店主の知念秀和さん(44)は「もう配布はできないだろう」と肩を落とした。
 「こんな時期だから仕方ない。入学式ができることになったら、また注文してもらえたらうれしい」。知念さんは8日朝、注文を受けた学校のPTAなどにキャンセル料をもらわずに引き取ることを伝えた。引き取ったかるかんまんじゅうは920個 。店の3代目となり10年がたつ知念さんは「大量の在庫を抱えるのは初めての経験。売り切れなかったら処分しようと思っていた」と明かす。

菓子店が用意した紅白のかるかんまんじゅう
 
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