沖縄タイムス+プラス ニュース

「出勤時間に間に合わない」 米軍が通勤時間帯に健康チェック 渋滞発生し周辺は困惑

2020年4月11日 05:30

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄の米軍キャンプ・ハンセンと米軍嘉手納基地で通勤時の軍人や基地従業員らの健康チェックが始まっている。これに伴って周辺で一時渋滞が発生するなど、県民生活に影響が出ている。

米軍嘉手納基地に入る際に健康チェックを受ける車両(左)。一方、出る際にチェックする様子は見られなかった=10日午後4時40分、沖縄市白川

嘉手納基地のゲート付近に設置された健康チェックの質問項目(米軍嘉手納基地公式フェイスブックアカウントより)

米軍嘉手納基地に入る際に健康チェックを受ける車両(左)。一方、出る際にチェックする様子は見られなかった=10日午後4時40分、沖縄市白川 嘉手納基地のゲート付近に設置された健康チェックの質問項目(米軍嘉手納基地公式フェイスブックアカウントより)

 金武町企画課には6日、別の課の職員から「基地周辺の渋滞がひどくて出勤時間に間に合わない」という問い合わせが数件あった。町が渋滞解消の対策を取るよう要請したところ、米軍側が7日から時差出勤などの対応を取り、現在、渋滞は緩和された。

 嘉手納基地でも10日、基地に入る際の体温測定など複数の項目を質問する健康チェックが始まり、基地周辺で一時渋滞が発生した。

 一方、基地から出る際に健康チェックをする様子はなく、米軍関係車両がゲートを素通りして続々と出て行くのが確認された。

 嘉手納基地関連の業務を主に手掛ける会社の男性は「悪く言えば、基地の外に感染を広げても自分たちだけ助かればいいという姿勢。誰を守るためにいるのか、こういう時にはっきりする」と怒る。感染が拡大している米国や英国からの米兵の引っ越しも続いていると指摘。「米軍がきちんと説明しないから疑心暗鬼になる。不安だ」と訴えた。

連載・コラム