【宜野湾】市嘉数の城間帆波さん(11)=嘉数小6年=がこのほど、約2年間かけて伸ばした髪を切り、病気や事故などで頭髪を失った子どもの医療用ウィッグとして寄付した。髪は市内の美容室を通じてNPO法人ジャパンヘアドネーション&チャリティーに送られた。(中部報道部・平島夏実)

切った髪を手にする城間帆波さん=3日、宜野湾市嘉数

 城間さんは髪を寄付するヘアドネーション活動を友人から聞いたのをきっかけに、2年かけて30センチ以上伸ばした。ウィッグを必要とする子どもたちに「髪の毛がなくていじめられているかもしれないけど、頑張ってほしい」と願いを込めたという。

 早く伸びるようにとワカメを多く食べた時期もあったが、城間さんは「つめは伸びるのに、髪はなかなか長くならなくて…。私よりもお父さんの髪の方がどんどん伸びるし」と話す。ことし3月下旬にようやく寄付できた。

 学校では「春休みに切るから!」と繰り返し宣言していたといい、クラスメートに「もう分かったから」とうるさがられたほど。おかげで、クラスの全員がヘアドネーションを知っているはずだと城間さんは胸を張る。

 すっきりとショートへアになった今、さっそく2回目の寄付に向けて伸ばし始めた。次回は「切った後は、絶対ツーブロックにする」と目標を掲げる。

 トップは長め、下は短めのスタイルになるため、維持するのが大変らしいと母の佳代さん(46)は諭したが、城間さんの決意は固い。「だって今回、止められちゃったんだもん。今度こそやる!」。

 楽しみながらヘアドネーションを続ける娘の様子を、佳代さんは目を細めて見守っている。

(写図説明)切った髪を手にする城間帆波さん=3日、宜野湾市嘉数