沖縄タイムス+プラス ニュース

普天間返還 合意から24年でも見通せず 騒音、有害物資漏出…住民生活を危険に

2020年4月12日 05:00

 日米両政府が米軍普天間飛行場の返還に合意して、12日で24年が経過する。飛行場からは10日、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消化剤が、民間地へ大量に流出した。「世界一危険」とされる飛行場は、空に限らず陸上でも市民を危険にさらしているのが実情だ。

返還合意から24年が経過した普天間飛行場(宜野湾市)

普天間飛行場から漏れでた泡消化剤がたまった宇地泊川を見つめる米兵(右側)と対応にあたる消防関係者=11日午後1時15分、宜野湾市大謝名

返還合意から24年が経過した普天間飛行場(宜野湾市) 普天間飛行場から漏れでた泡消化剤がたまった宇地泊川を見つめる米兵(右側)と対応にあたる消防関係者=11日午後1時15分、宜野湾市大謝名

 政府が移設先とし、県民の反対が強い名護市辺野古の新基地建設は、大浦湾側で軟弱地盤の存在が判明し、工期を当初の8年から12年に大幅に見直した。

 軟弱地盤を改良するため政府が月内にも県へ申請する、設計変更申請が承認された時点が工期の起点となる。知事は不承認とする構えで、飛行場の返還時期はなお、見通せない。

 3月には、所属するCH53E大型輸送ヘリコプターが読谷沖で鉄製の戦車型標的を落下させ、宜野湾市議会が抗議決議した。1月からは毎朝、同飛行場で国歌が大音量で流され、市民の苦情が相次いでいる。

連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
沖縄タイムスのイチオシ