米軍普天間飛行場から有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が民間地に流れ出た事故を受け、沖縄県環境保全課が環境への影響を調べるために取水した場所が13日、分かった。今後、民間の調査機関に委託してピーホスの含有量を調べる。結果が出るまで1カ月半程度かかる見込み。

県環境保全課が取水した場所

 同課によると、宜野湾市内を流れる宇地泊川流域と周辺湧水地の計5カ所から水を採った。宇地泊川流域は真栄原橋の下、比屋良川公園内、大謝名橋付近の3カ所。湧き水は森川公園内と大謝名メーヌカーの2カ所。汚染についての判断は、環境省が指針値として設定を進めている1リットル当たり50ナノグラムを基準とする。

 一方、県企業局は今回の泡消火剤の流出について、県内の浄水場や取水ポンプ場への影響はないとしている。

 宇地泊川の泡消火剤は、11日夕方からの雨などで下流に流れ、事故から3日後の13日朝には消えた。米軍は普天間飛行場内の泡消火剤の回収作業を11日までに終えたという。

(写図説明)県環境保全課が取水した場所