【東京】米軍普天間飛行場から発がん性が指摘されている有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤が漏出した事故について、河野太郎防衛相は14日の記者会見で、在日米軍がピーホスを含む有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)がない泡消火剤への切り替えを検討していると説明した。一方、非ピーファスへの切り替えについては「なかなか物がないというのが現実」とも述べ、時間を要するとの認識を示した。

河野太郎防衛相

 泡消火剤を巡っては、政府はこれまで米軍がピーホスを含まない製品への切り替えを進めていると説明していた。

 河野氏はいくつかの日本企業にもピーファスに変わる消火剤の開発を依頼しているとした上で「まだ少し時間がかかるのかもしれない」と説明。一方で、開発を待てばいつまでもピーホスが残りかねないとし、「まずピーホスから他の物に切り替えることができるのかどうか、そこはしっかり詰めていきたい」と強調した。

 また、漏出事故を巡る米軍の対応について河野氏は、米軍が再漏出防止や基地内の回収作業に追われていたとしつつ「これだけの量が外へ出ているので、そこは米軍にしっかり対応してほしかった」と述べた。基地外に漏出した泡消火剤については、宜野湾市の消防が回収作業に当たっていた。