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一斉休園 保育園「命には代えられない」と賛同 共働きは困惑「預け先ない」

2020年4月15日 08:21

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、沖縄県浦添市が保育施設の臨時休園を決めた。感染の不安を抱え続ける保育関係者は、市の方針に賛同。県内約230の認可保育所と認定こども園でつくる県私立保育園連盟の仲地賢会長(60)は「乳児や集団の保育はどうしても密集や密接が完全に避けられない。臨時休園は、東京など緊急事態宣言地域並みで驚いたが、評価できる」と話した。

浦添市内の保育所休園を発表する松本哲治市長(中央)ら=14日、浦添市役所

 4月以降に相次いだ県内市町村による登園自粛要請で、感染者が出た地域や園によっては半数ほどの園児が登園を控えるなど効果が表れているという。仲地会長は「保育ニーズに応えることが園の使命だが、園児や保育士の命には代えられない。子育て中の保育士が仕事を休むことで人繰りに苦しむ園も多く、他の市町村も浦添市に続いてほしい」と期待した。

 一方、保護者には困惑の声も。2~8歳の4人の子どもを育てる浦添市の30代女性は「共働きなので預け先がなくなるのはかなり厳しい」と訴える。休校中の小学生2人に加え、認定こども園に通う次女(5)と小規模認可保育所に預ける次男(2)がいる。

 感染防止の趣旨は理解しつつも急な休園決定に「夫と交代で仕事を休むしかないが、認めてもらえるのか、これから職場と調整しないと」と焦る。在宅勤務が難しい職種で、実家も要介護者がいるため頼れない。預かりが可能か個別に保育施設に相談するつもりだが「他の園児が休むのに、わが子だけ無理にお願いはできない」と力なく語った。

 
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