沖縄タイムス+プラス ニュース

弁当箱を持参すれば150円 採算ぎりぎりでも「子どもや親を応援したい」 豊見城市の商店 LINEで共感の輪

2020年4月17日 17:30

 豊見城市上田の「おべんとう屋・宜保商店」は8日から、弁当箱を持参すると、150円で子どもの弁当を作る取り組みを始めている。新型コロナウイルスの感染拡大で学校が休校になる中、「子どもたちや保護者の力になりたい」と代表の宜保政紀さん(42)が発案した。SNSや口コミで広がり、市外からも客が訪れる。150円を握り締めて来る小学生や糸満市から自転車で毎日、きょうだい4人分を買いに来る高校生もいる。

客に弁当を手渡す宜保政紀さん(右)=16日、豊見城市上田の「おべんとう屋・宜保商店」

 宜保さん自身3児の父で末っ子の中学校の入学式が延期になった。150円は原価ぎりぎりだが「いま自分にできることをしたい」と踏み切った。

 同日、コミュニケーションアプリLINEのタイムライン投稿で告知したところ、「いいね」が千件以上寄せられた。米や野菜など食材を差し入れてくれる人も相次いでいる。

 友人からのLINEで知った自営業の狩俣千恵さん(45)=市豊崎=はコロナ予防のため1歳と6歳の子を家庭保育中。「子どもとずっと一緒にいるのは体力がいる。弁当を作る時間を省け、体力が温存できてとてもありがたい」と話した。

 宜保さんは「沈滞ムードの中、地域を元気づけられたら」と笑顔を見せた。

 開店は月~土曜日午前6時~午後2時ごろまで。5月2日ごろまで続ける予定という。問い合わせは宜保商店、電話098(850)0149。

(南部報道部・高崎園子)

連載・コラム
きょうのお天気
アクセスランキング
ニュース 解説・コラム
24時間 1週間