沖縄県の謝花喜一郎副知事は17日、米軍普天間飛行場でウィリアム・バワーズ太平洋基地司令官らと面談し、米軍普天間飛行場で10日に発生した有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)を含む泡消火剤の漏出事故について抗議した。日米地位協定の環境補足協定第4条(a)に基づく県の立ち入り調査について、謝花副知事は「週明けの早い段階でできるのではないかと報告を受けている」と述べた。

米軍普天間飛行場での抗議要請後、泡消火剤の漏出現場について説明する謝花副知事(中央)=17日午前11時55分ごろ、宜野湾市大山

 謝花副知事は、米軍に対し実効性のある再発防止や事故原因の究明、調査結果の詳細な説明などを求めた。

 抗議に対しウィリアム・バワーズ太平洋基地司令官は「県民に大きな不安を与えた事をおわび申し上げる。あってはならないことで米側としても重く受け止める」と述べたという。

 米側は原因究明を徹底し、再発防止策について、政府や県に報告すると説明したという。

 抗議後、謝花副知事は泡消火剤が漏出した現場を視察した。

 漏出当時、格納庫内に航空機は駐機しておらず、航空機が原因によるものではないと米側から説明があった。貯水槽の容量を超えた泡消火剤が飛行場の外へ漏れ出たとし、経路についても確認した。

 米側は他にヒラリー・ダウアー在沖米国首席領事と、在沖米海兵隊政務外交部長のニール・オーウェンズ大佐らが対応。県は金城賢知事公室長と松田了環境部長が同席した。

 県は14日、日米地位協定の環境補足協定第4条(a)に基づき、泡消火剤の漏出現場の視察や土壌のサンプリングなど、同飛行場の立ち入り調査ができるよう、沖縄防衛局を通して米側に求めている。今回の現場確認は、同協定とは別の位置づけ。