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“基礎疾患ない”に衝撃 死亡の50代はECMO使用 「若くても急速に悪化する恐れ」

2020年4月20日 10:01

 沖縄県内で19日、新型コロナウイルスにより2人の死亡が確認された。亡くなったのは50代男性と80代男性。重症化しやすいとされている高齢者ではない50代が亡くなったことへの衝撃は特に大きく、県は「息苦しさを感じたり、呼吸が速かったりする時には早めの受診が必要だ」と一層の注意を呼び掛けている。

重症の肺炎患者の治療に使われるECMO(エクモ)

 県によると、2人とも重症化しやすいとされる基礎疾患について「あったという情報はない」という。

 2人とも重症肺炎の診断がされていた。50代男性は7日に入院して酸素吸入を開始。比較的若いこともあり、人工呼吸器だけでなく高齢者に使われることの少ない人工心肺装置「ECMO(エクモ)」も使った。80代男性は9日に入院、12日には集中治療室(ICU)に転院していたという。

 いずれもはっきりした感染経路は不明のまま。ただ、80代男性に関しては、家族を介した感染の可能性があるという。

 糸数公保健衛生統括監は「若くても急速に悪化することあるので注意すべきだ。高齢者がいる家族は飲食の場でも注意してほしいい」と話した。

 県は同日の会見で、死亡者の情報について公表する範囲を広げた。1人目の死亡者については遺族の意向を理由に「年代」のみに限定していた。今後は「基本情報は公表する形で調整している」との方針を示した。

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