新型コロナウイルス感染拡大を受け、沖縄県内のマスク不足解消に役立ちたいと宜野湾市で民泊業などを営む王希(ワン・シ)さん(40)と友人の王娟(オウ・エン)さん(34)らが17日、那覇市医師会に医療用マスク6千枚を贈った。
2年前から県内に移住した2人は中国国内でマスクを購入し、集めたという。
王希さんは「沖縄では長くお世話になる。この深刻な事態に少しでも県民に貢献したいと思った」と説明。3月末に県内病院で手術を受けた経験がある王娟さんも「病院で医師や看護師らを見て、マスク不足を感じた。中日友好の証しに少しでも力になりたかった」と語った。
同市医師会の玉井修副会長によると、訪問看護センターや介護施設などでマスク不足が深刻化し、約2週間で底をつく恐れがあるという。
玉井副会長は「逼迫(ひっぱく)している施設から重点的に配布したい」と感謝した。