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広がる来島自粛要請 沖縄の離島 感染対応整わず危機感

2020年4月21日 09:35

 沖縄県内の離島では不要不急の来島自粛や中止を呼び掛ける要請が広がっている。各離島は十分な医療体制が整っていない中で感染者が発生した場合の対応や島内での感染拡大に危機感を募らせる。那覇と離島を結ぶ高速船は運休やフェリーの減便を決めた。

新型コロナウイルスの影響で旅行客が減り、閑散とした乗船券売り場=20日午後、泊ふ頭旅客ターミナルビルとまりん

 来島自粛を呼び掛けているのは石垣や宮古のほか、久米島、伊江、伊平屋、伊是名など。北大東は観光客向けのホームページで「新型コロナウイルスに対処できる病床や設備がない」とし、当面、観光目的の宿泊予約を「遠慮する」とした。村民にも不要不急の島外渡航や帰島の自粛を呼び掛け、帰島後の2週間の自宅待機を要請している。

 一方、渡名喜と多良間は当初の来島自粛から「中止」へと踏み込んで再度、要請した。渡名喜は村のホームページで桃原優村長が「新型コロナウイルスが持ち込まれた場合、十分な医療体制が整っていない本村では村民の生命・健康・安全な生活が崩壊する恐れがある」と危機感を示し、「村外から持ち込ませない水際対策が最も重要」と、来島の中止を強く訴えた。

 座間味村は25日から5月6日までの間、高速船を運休する。フェリーも座間味、阿嘉発の出発時間を繰り上げ、観光目的の来島抑制を図る。那覇から久米島を結ぶ久米商船は22日から5月6日まで1日2便の航路の午後便を運休する。

 粟国村は1日1便だったフェリーの運航を24日から一日おきにする。同村船舶課によると、5月10日までを予定している。渡嘉敷村は「減便などについては検討中」としている。

 通常運航している各フェリーでも対策として乗船前の検温や来島自粛の案内を行っているが、「乗船拒否まではできない」(渡嘉敷村担当者)と話している。

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