【那覇】病気や事故などで頭髪を失った子のために髪の毛を寄付するヘアドネーションに協力しようと、真和志小学校1年男児の金城碧玲(あれん)さん(6)は7日、一度も切ったことのない髪を約45センチカットした。初の散髪に「こっちの方が好き」と笑顔を見せる。母の亜利沙さん(39)は「人の役に立つことに携われたことを、いつか思い起こしてほしい」と目を細めた。

人生初の散髪で髪を寄付した金城碧玲さん=7日、那覇市国場の美容室クウェイント

散髪前の金城碧玲さん(金城亜利沙さん提供)

人生初の散髪で髪を寄付した金城碧玲さん=7日、那覇市国場の美容室クウェイント 散髪前の金城碧玲さん(金城亜利沙さん提供)

 生後初めて切った髪でつくる「赤ちゃん筆」をつくるため、碧玲さんは髪を伸ばし続けていた。お尻まで届く長髪は洗髪やトイレなどで不便が多く「4歳の頃から髪を切りたかった」と、この日まで耐えてきたという。

 昨年、亜利沙さんがヘアドネーションの取り組みを知り「どうせ切るのであれば」と寄付を決めた。小学校入学までには髪を切る親子間の約束で、記念に女性の琉装での写真撮影を終え、散髪に踏み切った。市国場の美容室「クウェイント」でさっぱりとしたショートカットになった碧玲さんは「この方が楽。こっちが好き」とうれしそう。

 店のオーナー、神山勇太さん(35)によると同店でヘアドネーションに取り組んだ延べ100人余の客の中で、男性は3人目。現在は新型コロナウイルスの影響で休止している大阪の受付団体の活動が再開次第、寄付するという。(那覇担当・勝浦大輔)