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沖縄県、5月にも抗体検査 OISTと連携 感染の広がり把握へ

2020年4月29日 10:12

 新型コロナウイルス感染の拡大状況を把握するため、県は2020年度補正予算案に、過去に感染した経験がある人がどれだけいるかを調べる抗体検査の事業費約500万円を計上した。沖縄科学技術大学院大学(OIST)の協力を得て、計6千検体の検査を委託する方針。PCR検査を受けられる人が限られる中、見えづらい感染の広がりを可視化し、実効性ある感染対策に生かす狙いがある。

 県によると、都道府県が独自に抗体検査に乗り出すのは初めてとみられる。早ければ5月にも検査に着手したい考えだ。

 対象は本島北中南部、宮古、八重山の県立5病院を新型コロナ以外の理由で受診した患者とする方向で検討している。本人の同意を得た上で検体の採取に協力してもらい、感染している人や感染したことのある人の血液中に現れる抗体があるか調べる。

 個人の希望に応じ検査できるわけではなく、本人にも結果は知らせない方針。地域や世代別に感染がどの程度広がっているかなど、総数の把握が目的という。OISTか県立病院の倫理委員会の審議などの手続きを経て正式決定する。

 県内は現在、PCR検査の対象が重症化リスクのある人などに限られており、PCR検査未実施の軽症や無症状の感染者が多数いる可能性がある。

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