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入居待ち6500人! デンマーク発のコンテナ住宅が熱望される理由

2020年5月3日 08:00

住民満足度90%

[小林香織ITmedia]

 “ヒュッゲ”と呼ばれる居心地の良い暮らしの時間を大切にする文化が根付き、幸福度の高い国として知られるデンマーク。

 新型コロナウイルスへの対応では、現在42歳のフレデリクセン首相が力強く指揮を執り、休業補償とのセットで、休校・ロックダウン・国境封鎖と素早い措置が行われた結果、4月初旬現在、デンマークの入院患者数はゆるやかに減少傾向にある。

 そんなデンマークの首都コペンハーゲンに、6500人もの学生が入居待ちをしている大人気の賃貸住宅が存在する。通常、輸出、輸入の貨物を運ぶために利用される箱型のコンテナを使った集合住宅だ。このコンテナ住宅の最大の特徴は、家の形状を保ったまま別の土地に引っ越しができること。これにより、物価の高いコペンハーゲンで低価格の賃貸を実現できたという。

 このコンテナ住宅を手掛けるデンマークのスタートアップ「CPH Village」のCEO Frederik Noltenius氏(37歳)に、ビジネスモデルと人気の理由を聞いた。

デンマークのコミュニティー型コンテナ住宅

一時的に未使用な土地を活用した「コミュニティー型ヴィレッジ」

――まずは御社のビジネスモデルを教えてください。

 私たちはコペンハーゲン市内の大学に通う学生に向けて、輸送用コンテナを活用した低価格で賃貸できる集合住宅を提供しています。コペンハーゲンでは、個室を伴う住宅を借りる場合の家賃が月平均で5500クローネ(約8万7000円)かかるのですが、私たちが提供するコンテナ住宅は、4180クローネ(約6万6000円)に抑えられています。

 住民は小型キッチン付きの12平方メートル(約7畳)の個室を持ち、トイレとバスは他の住民と共有しています。個室は決して広くはないものの、住民同士が交流できる広いコミュニティースペースを併設することで、窮屈に感じさせないよう配慮しています。

 また、単純に住宅だけを提供するのではなく、住民同士が心地よく空間を共有できるようにコミュニティー運営のサポートも行っていますね。

コミュニティー型ヴィレッジは未使用の土地を活用
 
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