新型コロナウイルスの感染拡大を防止しようと、沖縄県のオリオンビール(早瀬京鋳社長)と名護市の名護十字路商店連合会(上地安郎会長)は4月30日、市内の店舗とタクシー会社が連携した「タクシーデリバリーサービス」を始めた。期間は5月13日までの予定だが、延長する可能性もある。
消費者が注文した商品をタクシーが家まで届けたり、買い物を代行したりするサービスで、外出せず受け取れる。飲食、青果、リサイクル、調剤薬局などの店鋪が登録しており、丸金交通、北部観光タクシー、名護タクシーが協力する。
利用者は商品を受け取る時に商品代とタクシー代を支払う。登録店舗、取り扱い商品の一覧、代金などサービスの詳細は、ウェブサイト「NaGoデリ!×お店支援」で確認できる。登録店舗も募集している。オリオンはサイト作成などを支援した。
上地会長は「どこのお店も苦しい状況。これを機に今後も利用してもらえたら」と呼び掛けた。丸金交通の佐久本光夫運行管理者は「地域密着のタクシー会社として貢献できたらうれしい」と話した。
問い合わせは同会75Beer(ナゴビール)プロジェクトファシリテーターの神谷康弘さん、電話070(5419)1184。