新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、沖縄県名護市の天仁屋区と嘉陽区、瀬嵩区は立て看板を設置するなどして海岸への立ち入り禁止を呼び掛けている。
3区とも海岸に抜ける入り口に公衆トイレなどがあり、サーフィンや釣り人が区外から多く訪れるための措置。
天仁屋区ではゴールデンウイーク初日の4月25日、天仁屋川の河口の海岸広場に三つの大型テントが張られ、たき火やバーベキューをするレジャー客がいたほか、28日早朝にはサーファーや釣り人が乗った車両が約20台駐車されていたという。
これを受け、28日から「訪問者の立ち入りはご遠慮ください」「区民の命と安心安全な暮らしを守るため、また一日でも早い社会の回復のためにも皆様のご理解が大切です」との看板を設置した。
設置後に海岸を訪れた比嘉政昭区長は「車はいなくなっていたが、名護市街地から来たという7人の家族連れの車両があった。お願いをしたら素早く退散してくれた。今は足を運ぶのは遠慮してほしい」と話した。(玉城学通信員)