沖縄上空で4月29日午前9時半ごろ、赤やだいだい、黄など虹のような色の飛行機雲を出しながら飛んでいる航空機が目撃された。北谷町の宮城海岸近くで撮影した高校1年の安里駿佑(しゅんすけ)さん(15)は「太陽の近くを飛んでいるとき、光が反射してきれいに輝いていたので思わず撮った。初めて見た」と話した。
南から北の方向に飛んでいた航空機は安里さんがインターネットで調べたところ、台湾を出発して米国に向かう国際線の民間機。高さは約3万フィートだったとみられる。
沖縄気象台によると、虹と同じ原理で発生した可能性が高い。小雨が降った後に虹がかかるように、上空の航空機周辺が湿っているときに、たまに見られる現象という。