戦争放棄や戦力の不保持を定めた憲法9条の改定には37人が反対と回答し、全体の57・8%を占めた。賛成は21人(32・8%)、「どちらでもない」は4人(6・2%)、無回答は2人(3・1%)だった。
憲法9条改定は県政与党に加え、中立からも反対の回答があり、慎重論が根強い。賛成は自民を中心に広がっている。「どちらでもない」と回答した野党と一部の中立からは「9条はそのままで自衛隊の明記」や「今、変える必要性が見えない」などの意見があった。
照屋大河氏=社民、うるま=は「自衛隊の国防軍化、国家緊急事態条項の創設など、9条改悪に反対」とした。
花城大輔氏=自民、沖縄=は「わが国は決して他国を攻めることはない、他国から攻められることもない2点を明記することで平和憲法として存続できる」と強調した。
當間盛夫氏=無所属、那覇・南部離島=は「どちらでもない」と回答し、「今、変える必要性はない」と注文を付けた。