1920年4月10日生まれで、今年100歳を迎えた沖縄県の伊江村西江上区出身の山城義雄さんは、自宅周辺の畑でサトウキビをはじめ、島ラッキョウやニンジン、カボチャなどを栽培している。現役のパルシャ(伊江島方言で農業従事者)として、毎朝7時半から肥料まきや草取り作業で汗を流す。

100歳を迎えた山城義雄さん。畑仕事に日々汗を流す=4月26日、伊江村

 耳が遠く、足腰は少し痛むというが、健康状態や記憶力は良好。見た目も若く、100歳とは思えないほど元気いっぱいだ。

 昨年1月には70年以上連れ添った妻のミドリさん=享年(99)=が先立った。生前、ミドリさんが村内の特別養護老人ホームに入所した際、義雄さんは1日3回施設を訪れ、食事を介助。90代のおしどり夫婦のほほ笑ましい光景は周囲を和ませていたという。

 七男の義弘さん(60)は「休めと言っても休まず、動き続ける働き者。一人で炊事や洗濯もこなす」と話す。

 義雄さんの記念すべき100歳の誕生日は子や孫に囲まれ盛大に祝う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に。自宅で身内だけで祝った。

 義雄さんは「この年になると寝たきりの人が多いけど、畑作業をするのは私だけ」と胸を張る。「まだまだ元気」と現役続行を宣言し、土香る自慢の畑に向かった。