沖縄市住吉にある洋服店「CENTER SOUND STORY(センターサウンドストーリー)」が「コザ」を表現したファッションで人気を集めている。Aサインや旧コザ市章、日本復帰前の街並みの写真などをあしらった商品が所狭しと並ぶ。最近ではオリジナルマスクの販売も始めた。代表の玉城和磨さん(30)は「コロナが収束したら、ぜひ僕たちの洋服を身にまとい、コザの街を歩き回ってほしい」と話している。(中部報道部・豊島鉄博)

「センターサウンドストーリー」代表の玉城和磨さん(右)、姉で店長の舞乃さん=沖縄市住吉

「センターサウンドストーリー」で販売中のマスク

「センターサウンドストーリー」代表の玉城和磨さん(右)、姉で店長の舞乃さん=沖縄市住吉 「センターサウンドストーリー」で販売中のマスク

 玉城さんは18歳の頃から北谷町のアメリカンカジュアルのアパレルショップでのアルバイトや、コザのまちづくり活動に関わった。そこでファッションやコザの歴史を詳しく知るようになった。

 その後、まちづくりNPOコザまち社中や市観光物産振興協会などで勤務し、まちづくりに関わる中で「コザにはオリジナルの洋服ブランドがない」と感じた。「生まれ育った自分が、この街のブランドを作りたい」と考え、2016年5月に開店した。

 店内には、オリジナルTシャツやポロシャツ、キャップなど100点以上がそろう。店の奥では県内のアーティストが使用できるレンタルギャラリースペースも設けた。玉城さんは「アパレルという言葉はあえてあまり使っていない。気負わず、お土産感覚で『コザブランド』の商品を買ってもらえれば」と語る。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、お客さんからの要望を受けオリジナルマスク(ピンクとグレーの2種類、税込み900円)の販売も4月中旬から開始。「家の中でも気分転換になれば」と、1950年代のパークアベニューの写真をプリントしたパンツの販売も始めた。今後は店内商品のオンライン販売も視野に入れている。

 玉城さんは「ここ数年コザの街に人が来ていたが、コロナでまた人は離れた。元の状態に戻るには最低2年ほどかかるのではないか」と心配しながらも「コロナが収束し、にぎわいが戻る日が来るよう『コザのともしびを消さない』という思いを胸に頑張ります」と笑顔で話した。 

 同店は午後3~8時まで営業(火、木、金曜休み)。商品の郵送も可能。問い合わせは玉城さん、電話080(6498)5691。