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沖縄県内の人出 最大で7割減 大型連休では微増の地域も スマホデータを分析

2020年5月12日 13:00

 新型コロナウイルスの感染が拡大するのに合わせ、沖縄県内の観光地や繁華街を中心に人の移動が減少しているが、携帯電話の位置情報を基にしたデータ分析でも明らかになった。政府や沖縄県の緊急事態宣言が影響したと見られ、集計した県内4地域の内、那覇市の国際通りでは最大で7割近く減った。各地域とも2月をピークに減少に転じているが、大型連休中の那覇市おもろまちと石垣市は4月末に比べ微増していた。

 沖縄セルラー電話とKDDI(au)の位置情報ビッグデータ分析ツール「KDDI Location Analyzer」によるデータ提供を受け、沖縄タイムスが分析した。

写真を拡大 那覇市国際通りの居住者率、勤務者率、来街者率
集計した那覇市の国際通り(松尾交差点から半径500m)、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」で作成
写真を拡大 那覇市おもろまちの居住者率、勤務者率、来街者率
集計した那覇市おもろまち(サンエー那覇メインプレイスから半径500m)、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」で作成
写真を拡大 那覇市松山の居住者率、勤務者率、来街者率
集計した那覇市松山(ソルヴィータホテル那覇から半径300m)、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」で作成
写真を拡大 石垣市街地の居住者率、勤務者率、来街者率
集計した石垣市(市公設市場から半径500m)、「地図で見る統計(jSTAT MAP)」で作成

 データを集計したのは那覇市おもろまち(サンエー那覇メインプレイスから半径500m)、同市松山(ソルヴィータホテル那覇から半径300m)、同市の国際通り(松尾交差点から半径500m)、石垣市(市公設市場から半径500m)の4カ所。

 2020年1月25〜26日を起点に、2月22~23日、3月28~29日、4月11~12日、18~19日、25~26日、5月2~3日の48時間ごと7期間に区切って比較した。いずれも土・日曜日となっている。

 1月25〜26日を100とした場合の滞在比率では、大型連休中(5月2~3日)の国際通りが最も落ち込み32%となった。

 政府が緊急事態を宣言した4月7日以降の11~12日では各地域とも半減し、沖縄県が宣言した20日以降の25~26日では3〜4割台まで減少した。

 中でも、集計地点の区域外から訪れたと思われる「来街者率」は1月時点で構成比の7割を占めたが、4月には10%台にまで下がる地点もあった。一方、居住者、勤務者は各期間を通じ、大きな変化はなかった。

 提供されたデータはauスマートフォンユーザーのうち個別同意を得たユーザーを対象に、個人を特定できない処理がされている。直近1か月の夜間(22~29時)の最頻滞在地を「居住地」、同様に昼間(8~19時)の最頻滞在地を「勤務地」とし、そのどちらにも当てはまらない層を「来街者」と定義されている。居住者率、勤務者率、来街者率の構成比は小数点以下を四捨五入されているため、合計は必ずしも100とはならない。

 沖縄セルラーによると、県内の携帯契約数はauが過半数を占めているため、多くの利用者の動向を把握できるという。

出典:KDDI Location Analyzar

auスマートフォンユーザーのうち個別同意を得たユーザーを対象に、個人を特定できない処理を行って集計しております。

KDDI Location Analyzerでは、夜間に長時間いる場所を「居住地」、昼間に長時間いる「勤務地」と判定している。

指定したエリア内を「居住地」と判定された人を「居住者」として集計。

指定したエリア内を「勤務地」と判定された人を「勤務者」として集計。

それ以外の人(居住地も勤務地も指定したエリア外の人)を「来街者」と判定している。

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