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コロナ休校でテレビやゲーム長時間64% 睡眠乱れ54% 県内アンケート

2020年5月11日 09:22

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を尋ねた沖縄タイムス社などの県民アンケートで、小中高生が学校休校中、一日で最も長い時間を割いていることはテレビ・DVDなどの動画視聴が23・2%、ゲームが21・5%、会員制交流サイト(SNS)が19・4%と上位を占めた。三つを合わせると64・1%で、ネット動画やSNS、ゲームへの依存が懸念される結果となった。

平日の昼間、一番長い時間過ごしていること

困り事や心配事(複数回答)

平日の昼間、一番長い時間過ごしていること 困り事や心配事(複数回答)

 困り事や心配事(複数回答)では54・3%が「就寝・起床時間が遅くなった」、46・1%が「勉強の遅れ」を挙げた。別の設問では「勉強する気が起きない」が53・9%で、生活習慣の乱れや学習遅れの不安、意欲の低下が浮かび上がった。

■7700人が回答

 沖縄大学地域研究所とNPO法人県学童・保育支援センター、沖縄タイムスが共同で調査。ウェブ上で5月1~8日に実施し、小学1年~高校3年生まで1583人と、保護者6133人が回答した。

 「平日の昼間、誰と一緒に過ごしているか」との質問では「ほとんど一人」が16・3%、「きょうだいや友だちなど子どもだけ」が25・5%で、合わせて41・8%が子どもだけで過ごしている。小学生だけでみると、25・6%が大人がいない状態となっている。

 困り事や心配事では「友だちと会えないこと」(62・2%)が最も多く、「外に出掛けたり遊んだりできないこと」(60・1%)が続いた。イライラすることが多くなったのは27・3%、家族のイライラが多くなったとしたのは16・7%を占め、長期の外出自粛により家庭内でストレスが高まっている状況もうかがえる。

■高まるストレス

 父や母の仕事が少なくなったことを困り事に挙げたのは11・6%、逆に父や母が仕事を休めないこととしたのは11%で、経済情勢の急激な悪化による家計への打撃や、家族の感染を心配する声も上がった。

 自由記述では「ネット環境がないので学校からの課題ができない」(中1)、「学校がはじまっても休んでいた期間をうめるためにたくさん勉強をしないといけなくなると勉強が嫌いになりそう」(小3)、「お父さんが毎日おこってる」(小学2年)など、学習や生活への不安が目立った。

 部活動への影響や新大学入試の導入期に重なることへの困惑、目標や進路が描けないという憤りもあった。入学・新学期開始を9月とする議論については賛否が分かれた。

 アンケート結果はこちらから

【調査方法】

 県内在住の小学1年~高校3年の児童生徒と保護者に5月1~8日、ウェブ上で実施。速報値で保護者6133人、子ども1583人(小学生583人、中学生382人、高校生564人、その他54人)から回答があった。保護者は母親が79%を占め、父親は19%。年齢は40代が50・6%で最も多く、30代が34・5%、50代が10・3%。子どもの数は2人が37%で最多、3人が30%、1人が18・6%だった。

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