検察官の定年を現行の63歳から65歳に引き上げる検察庁法改正案に対し、会員制交流サイト(SNS)で抗議の声が爆発的に増えている。人気への悪影響を考え、政治色の強い言動を控えがちな芸能界や漫画界などからの発信も相次ぐ。

検察庁法改正案に抗議するモンゴル800の上江洌清作さんのツイッター

首相官邸(資料写真)

検察庁法改正案に抗議するモンゴル800の上江洌清作さんのツイッター 首相官邸(資料写真)

 沖縄県内でも権力の暴走を危ぶむ投稿が増えている。県出身バンド、MONGOL800(モンパチ)の上江洌清作さんは「検察庁法改正案に抗議します」とのハッシュタグ(検索目印)を付けて投稿。黒川弘務東京高検検事長の定年延長に関する閣議決定撤回などを求める署名活動や安倍政権を批判する県内外の著名人の投稿をリツイートした。

 「この改正案だけじゃなくて、今の政権そのものに抗議しているんだけどねー」とツイートしたのは、ライターでカメラマンの平良竜次さん(45)。本紙の取材に「イデオロギーの問題ではない。脱法的行為を続ける首相の政権運営能力が問われている」と指摘する。普段は政治的な発言をしない知人らも怒りを覚え、次々と問題点を投稿しているという。

 テレビ報道で問題を知った読谷村の保育士、與那覇沙姫さん(35)も「国民をばかにするのにも程がある」と憤り、SNSなどで発信した。「おかしいことに声を上げなければ子どもたちの未来はない。ステイホームの今だからこそ、深く考えたい」と話した。