新型コロナ沖縄の今

車両ガラガラ「勝手にソーシャルディスタンスに」 ゆいレール駅長「みんなが感染症対策で頑張っている結果」

2020年5月15日 06:00

 かりゆし姿のサラリーマンにスーツケースを持った観光客、はしゃぐ子どもたち-。常に混雑していた「沖縄の足」ゆいレールは今、閑散としてその面影もない。「寂しいけれど、みんなが感染症対策で頑張っている結果だ」。那覇空港駅など全19駅の駅長、金城也治(せいじ)さん(47)は街に活気が戻る時を待つ。

「沖縄の足として役割を果たしていく」と話す沖縄都市モノレールの金城也治駅長=12日、浦添市・てだこ浦西駅

)高級魚介類の値崩れで漁控えが続く国頭漁協。「状況が続けば、音を上げる漁師も出る」と語る伊藤和浩さん=12日、国頭村辺土名

「沖縄の足として役割を果たしていく」と話す沖縄都市モノレールの金城也治駅長=12日、浦添市・てだこ浦西駅 )高級魚介類の値崩れで漁控えが続く国頭漁協。「状況が続けば、音を上げる漁師も出る」と語る伊藤和浩さん=12日、国頭村辺土名

 「勝手にソーシャルディスタンス(人との社会的距離)が取れるくらい人がいないでしょう」。12日午前10時すぎ、てだこ浦西駅。金城さんは、乗客が一人もいない改札を見渡し、自嘲気味につぶやいた。

 県内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認された2月は「まだ影響はまったく感じなかった」。外国人観光客があふれ、英語、中国語、韓国語が飛び交い、車内では立っている客が多かった。

 3~4月になると、目に見えて乗客が減った。日中、1車両に数人だけということも珍しくない。リーマンショック、新型インフルエンザ流行、東日本大震災。過去にも乗客の減ることはあったが、これだけの激減は経験がない。

 地上10メートルの車窓から見渡せる街も様変わりした。交差点に連なる車や、楽しげに歩く観光客の姿は消えた。

 「街が止まった。動きがなくなり、街は生き物なんだと分かった」

 寂しさは拭えない。でも、それは感染対策だと理解している。「これだけ人が動かずにいれば収束して、きっとにぎわいは戻ってくる」と信じる。それまでは「『沖縄の足』として安全第一に、いつも通りのことを当たり前にやり続けよう」と決めている。(社会部・下地由実子)

 

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